
こんにちは。Webデザインとマーケティングを勉強中のキノボルタです。
Webデザインに必要な「マーケティング」に関して学んだことをキノボルタ目線の振り返りとして記事にしています。
今回は、「ディスプレイ広告」について学んだ内容を、備忘録も兼ねてまとめてみました。初心者の方にもわかりやすく、概要から広告設計の考え方までお伝えします。
ディスプレイ広告?画面に表示される広告ってことニャ?


サイトやアプリでゲームをやっている時に、いつも出てくる広告だからわかりやすいよ!
目次
ディスプレイ広告とは?
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上に表示されるバナー広告や動画広告のことを指します。
たとえば、ニュースサイトやスマホゲームの画面の上や横に表示されている画像付きの広告を見たことはありませんか?
それが、ディスプレイ広告です。

ディスプレイ広告の特徴とターゲット
視覚的訴求ができる
検索結果に連動して表示される「リスティング広告」と異なり、画像や動画を用いて視覚的に訴求できるのが特徴です。
適したターゲット層

上記図のような層に向いています。
- 潜在層:商品やサービスを知らないが、関心を持ちそうな人
- 準顕在層:存在は知っているが、必要性に気づいていない人
費用の仕組み
基本的には「クリック課金制(CPC)」が採用されています。広告が表示されただけでは料金は発生せず、ユーザーがクリックした時に初めて費用が発生します。
また、あらかじめ広告枠を買い取る「インプレッション課金制」の方法もあります。
広告出稿の仕組み
ディスプレイ広告は、以下のような流れで表示されます。

- ターゲティングと広告を設定
- ユーザーがWebサイトを閲覧
- オークション発生(広告枠を対象)
- 広告ランクで掲載順位が決定
- 広告が表示(クリックで課金)
広告ランクと品質スコアとリターゲティング広告
広告ランクとは
広告が表示されるかどうかは、「広告ランク」という指標で決まります。

入札金額が高ければ良いというわけではなく、広告の質も評価される仕組みです。
品質スコアの構成要素
主に以下の3つの要素で構成されています。
1. 推定クリック率(CTR)
過去の掲載結果から、広告がクリックされる可能性を予測します。広告文に実績やメリットを入れて強調すると、CTRの向上につながりやすくなります。
2. ランディングページの利便性
広告をクリックした先のページ(LP)が、広告の内容と一致していて使いやすいかどうか。動線やスマホ対応、関連キーワードの一致などが評価されます。
3. 広告の関連性
広告文、キーワード、遷移先のWebページがどれだけ一致しているかが評価されます。
リターゲティング広告
ディスプレイ広告にはリターゲティング広告というものがあります。Yahoo広告ではリマーケティングと言われていますが、内容は同じです。
リターゲティング広告の特徴
・最も効果が高い
・1度サイトに訪問してくれたユーザーが対象
CVR(コンバーション率)が高いので、効果が高い。なぜCVRが高いのか?
すでに自社サイトを訪れたことがあるユーザーなので、すでに商品、サービスを知っている。場合によっては、商品をカートに入れた人かもしれない。(広告の設定で、「商品をカートに入れた」ということまで広告配信の時に設定できる。)

あの商品もう少し安くならないかなー?


皆さんも頭の中にある欲しい商品ありませんか?
こういったあと一歩で購入になりそうな状態が「明確層」です。
こんな時に、欲しい商品のセール情報がバナーで出てきたりするとついついクリックしてしまいそうですよね。僕は誘惑に負けてクリックしたことあります。
これがリターゲティング広告が有効と言われているところです。
まとめ
ディスプレイ広告は、視覚的に訴求できる点や、クリック課金によって費用を抑えられる点で、多くの企業に活用されています。
特に、「リターゲティング広告」は非常に効果的です。たとえば、一度見た商品の広告が他のサイトでも表示されるような仕組みですね。
リターゲティング広告で使用されているクッキーと呼ばれる仕組みは、個人情報の観点から今後利用に制限が設けられていくようなので、注意しておきたいところです。
また、広告を表示させるには、入札単価だけでなく広告の質が影響する「広告ランク」が重要です。品質スコア × 入札単価という仕組みをしっかり理解しておく必要があります。